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東陽町駅から徒歩5分。Louis Hamburger Restaurant(ルイス ハンバーガー レストラン)は、チーズ好きの店主が2022年に開いたチーズバーガー専門店です。店主は人形町のBROZERS’で7年半経験を積み、そこで得た技術を土台にしながら、ハンドチョップ、炭火、チーズという明確な軸で自分のバーガーを組み立てています。
今回注文したのは、ベーコンチーズバーガーのスープセット。本日のスープはクラムチャウダーでした。温かい白いスープには小さなアサリが入り、口当たりは濃厚。バーガーが到着する前から、単なる付け合わせではなく一皿として楽しめる内容です。
主役のバーガーは、自家製ベーコンがバンズから大きくはみ出す力強い姿。持ち上げればスモーキーな香りが立ち、噛むと炭の香ばしさ、肉の柔らかさ、レッドチェダーのコクが一つになります。肉汁は豊か。それでも重さを引きずらず、最後まで食べ進められる。Louisがチーズバーガー専門店を名乗る理由を、定番の一個から読み解きます。

| 電話番号 | 03-6659-7167 |
|---|---|
| 営業時間 | 月・木〜日・祝日・祝前日 11:00〜21:00 L.O.20:30 ※売り切れ次第終了 |
| 定休日 | 火曜日・水曜日 |
| 最寄り | 東京メトロ東西線 東陽町駅4番出口から徒歩5分 |
| 住所 | 東京都江東区南砂2-3-11 |
| 支払い | カード、交通系電子マネー、iD、QUICPay、PayPay対応 |
| 備考 | 予約可/テイクアウト可/全席禁煙/子ども・ベビーカー入店可 |
※営業時間・定休日・価格・ランチセットの内容は変更される場合があります。来店前に店舗公式Instagramで最新情報をご確認ください。
Louis Hamburger Restaurantのグルメバーガー
Louisの特徴は、すべてのバーガーをチーズという視点から設計していることです。定番だけでもレッドチェダー、モッツァレラ、ゴーダ、コルビージャック、ペッパージャックを使い分け、具材とソースに合わせてチーズの役割を変えています。

チーズを一律に追加するのではなく、ベーコンにはレッドチェダー、アボカドにはモントレージャック、チリビーンズにはゴーダ、ハラペーニョにはペッパージャックを合わせる。乳脂肪の濃さだけで勝負せず、具材の塩気、辛さ、香りに対して種類を選ぶところに専門店としての深さがあります。
その中でベーコンチーズバーガーは、店の技術を最もまっすぐ確認できる一個。アメリカンビーフ100%のハンドチョップパティ、自家製ベーコン、レッドチェダー。構成は王道ですが、肉を刻む、炭で焼く、ベーコンを店で仕込むという工程によって、Louis独自の輪郭を作っています。
パティ|肉の繊維がほどけるハンドチョップ
パティはアメリカンビーフ100%。挽肉を均一に練り上げるのではなく、肉を手で刻むハンドチョップを採用しています。一口目から肉の存在感は明確です。ただし、粗さを硬さへ直結させない。噛むと肉の繊維がほどけるように柔らかく、塊を食べている感覚と歯切れの良さが両立していました。
練りすぎないパティだから、肉の粒が一枚の中に残ります。均質な弾力で跳ね返すのではなく、噛む場所ごとに肉が崩れ、断面から肉汁が広がる。肉々しいと感じた理由は単なる厚みではなく、この粒と繊維の残し方にあります。
焼きは倖生炭グリラー。噛むほどに炭の香ばしさが広がり、肉の味へ奥行きを加えます。香りだけで押し切る強い焦げではなく、ジューシーなパティの中へ炭の輪郭を通す仕上がり。肉汁がありながら食後に重さを残しにくいのは、脂の量だけではなく、香ばしさが味を締めているからです。
バンズ|肉とベーコンを受け止めるLLゴマバンズ
バンズはサンワローランのLLゴマバンズ。約10種類の候補から選ばれた規格で、表面にゴマをまとい、厚みのあるパティと大きなベーコンを上下から支えます。今回感じたのは、肉に負けないパンの存在感です。
このバーガーでは、パティの肉汁に加えてベーコンの脂、溶けたチーズ、野菜の水分まで重なります。軽すぎるバンズでは途中で輪郭を失い、強すぎれば肉の柔らかさを邪魔する。その間で、しっかりしたバンズが具材を受け止め、一口の中に肉、チーズ、ベーコンを同時に運びます。
パティだけを主役にしてパンを消すのではなく、バンズも噛み応えの一部として残す。ハンドチョップの柔らかさと、形を保つバンズ。その対比が食べやすさと満足感を作っていました。
自家製ベーコンとレッドチェダー|香り、塩気、コクをつなぐ
ベーコンチーズバーガーの視線を奪うのは、バンズからはみ出す自家製ベーコンです。厨房に吊るされた姿からも、店が自ら仕込む一品であることが伝わります。持ち上げた瞬間に届くスモーキーな香り、噛んだときの塩気。パティとは違う豚肉の密度を重ね、肉の味を単調にしません。
そこへ溶けるのがレッドチェダー。チーズはパティを覆って味を塗り替えるのではなく、牛肉とベーコンの間をつなぎます。炭の香りにコクを足し、ベーコンの塩気を丸く受け止める。チーズがアクセントでありながら、全体を一個にまとめる接着点にもなっていました。
全バーガーに入るレタス、トマト、グリルドオニオン、タルタルソースは、肉と乳脂肪だけに寄りすぎないための層です。今回強く残ったのは炭、肉、ベーコン、チーズですが、それらが重すぎず食べ切れた背景には、野菜とソースを含む構造があります。
一皿としての完成度|クラムチャウダーまで含めた満足
バーガーは炭の香り、牛肉の柔らかさ、ベーコンの塩気、レッドチェダーのコクが順番に現れ、最後は一つに重なります。ボリュームはありますが、味が一方向へ濃くなり続けない。異なる香りと食感を積み上げることで、最後まで次の一口を作っています。
一口の中では、まずバンズと炭の香りが輪郭を作り、続いてハンドチョップの肉がほどけ、ベーコンの塩気とチーズのコクが残ります。どれか一つだけを拾うのではなく、同じ場所を噛み進めるほど役割が切り替わる。この連続性が、具材の多い一個を最後までバーガーとして成立させています。
スープセットのクラムチャウダーも、この食事の満足度を押し上げました。温かく濃厚な白いスープに小さなアサリが入り、冷たいドリンクとは違う速度で口を整えます。バーガーの前に一口、途中で一口。炭と肉の力強さの横へ、貝の入ったクリーミーなスープを置く組み合わせです。
「これが理想のハンバーガーかもしれない」。そう感じたのは、何か一つが突出したからではありません。パティ、炭火、バンズ、自家製ベーコン、チーズが、それぞれの存在感を保ったまま一口に収まったからです。
店舗の雰囲気
店は東陽町駅4番出口から徒歩5分、南砂二丁目にあります。木を基調としたウッディな店内は、ウェスタンの要素を持つアメリカンダイナー。チーズバーガーを専門料理として掘り下げながら、肩肘を張らずに食事を楽しめる空間です。

25席の内訳はテーブル22席、カウンター3席。一人なら厨房を近くに感じるカウンター、友人や家族ならテーブルを選べます。子ども向けのバーガープレートがあり、乳児から小学生まで入店可能。ベビーカーでの入店も案内されています。
厨房に吊るされたベーコンは、内装ではなく料理の工程そのもの。提供されるバーガーに何が使われているかが、待っている時間から見えるのも面白いところです。予約、テイクアウト、貸切に対応し、食事目的にもクラフトビールやウイスキーを合わせる夜にも使えます。
バーガー紳士のおすすめ
初めてなら、今回食べたベーコンチーズバーガーを選びたい。理由は、Louisの核となる技術が一個に揃っているからです。アメリカンビーフ100%のハンドチョップ、倖生炭グリラーによる焼き、自家製ベーコン、レッドチェダー、サンワローランのLLゴマバンズ。店を説明する要素を、知識ではなく一口で確認できます。
注文できる時間なら、スープセットも付けたい。この日のクラムチャウダーは濃厚で、小さなアサリが入り、バーガーへ向かう前から食事を始めてくれました。ベーコンチーズバーガーだけでも量は十分ですが、スープを挟むことで食事に温度とリズムが加わります。
二回目は、チーズ専門店としての幅を確かめる選択へ。王道を深掘りするなら、自家製ケチャップ、マスタード、スライスピクルスを加えたクラシックチーズバーガー。チーズそのものを主役にするなら、2枚のパティへ8種類のチーズを重ねるチーズロワイヤルです。
レモン、ナスのグラタン、ゴルゴンゾーラとはちみつなど、創作系も多い。しかし、初回から変化球へ行くより、まずベーコンチーズでパティと炭火の基準をつかむ。そのあと別のチーズを選べば、チーズの種類と具材がバーガーの印象をどう変えるのか比較しやすくなります。
ハンバーガー紳士倶楽部としての初回注文は、ベーコンチーズバーガーとクラムチャウダー。炭の香りと肉の柔らかさを中心に、自家製ベーコンの塩気、レッドチェダーのコク、温かなスープまで一度に味わえる組み合わせです。
まとめ
Louis Hamburger Restaurantは、BROZERS’で培った経験をそのまま複製するのではなく、ハンドチョップ、炭火、チーズという軸で独自の形へ組み替えた店です。約10種類のチーズを使い分け、定番と創作の両方からチーズバーガーを掘り下げています。
ベーコンチーズバーガーでは、柔らかな肉の繊維を残すパティ、炭の香ばしさ、自家製ベーコンの煙と塩気、レッドチェダーのコクが重なりました。そこをしっかりしたバンズが受け止め、ジューシーでありながら重さを引きずらない一個にまとめています。
東陽町で肉の存在感があるチーズバーガーを探す人、自家製ベーコンまで含めて一個の完成度を見たい人へ。まずはベーコンチーズバーガーから。平日ランチなら、クラムチャウダーのスープセットまで含めてLouisの食事を楽しんでください。




