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両国駅と錦糸町駅のほぼ中間、墨田区亀沢に店を構える「Shake Tree Burger & Bar(シェイクツリー バーガー&バー)」。2011年の創業以来、ハンバーガーを中心に据えたアメリカンスタイルのカジュアルダイニングとして、東京のグルメバーガー文化を語るうえで外せない存在です。
この店を象徴するメニューとして知られるのが、バンズを使わず、2枚のビーフパティでチーズやトマト、オニオンを挟む「ワイルドアウト」。注文時にも店の推しとして教えてもらいました。一方で、オーソドックスなベーコンチーズバーガーもおすすめだという。初訪問でShake Treeのバーガーの組み立てを知るなら、まず王道から入るのも面白い。少し悩んだ末、今回はベーコンチーズバーガーを選びました。
食べて見えたのは、端正なバランスへ収めるのではなく、肉、チーズ、ペッパー、野菜を力強くぶつけて一つにする設計です。パティの肉感は確かにある。ただし、それだけを静かに味わわせるバーガーではありません。香り、食感、ジャンク感を前へ押し出し、最後まで勢いを落とさない。Shake Treeらしさは、その豪快さにあります。

| 電話番号 | 03-6658-8771 |
|---|---|
| 営業時間 | 火〜金 11:00〜15:00(L.O.14:30)/17:00〜20:30(L.O.20:00) 土日祝 11:00〜20:30(L.O.20:00) |
| 定休日 | 月曜日 月曜が祝日の場合は営業し、翌火曜休 |
| 最寄り | JR中央・総武線「錦糸町駅」北口から徒歩9分 都営大江戸線「両国駅」から徒歩8分 |
| 住所 | 〒130-0014 東京都墨田区亀沢3-13-6 岩崎ビル1F |
| 備考 | 席予約・テイクアウト予約可 店舗専用駐車場なし。近隣の時間貸し駐車場を利用 営業時間は変更される場合があるため、来店前に公式情報をご確認ください |
Shake Tree Burger & Barのグルメバーガー
公式メニューでは、ハンバーガー、チーズ、ベーコンチーズといった基本形から、ブルーチーズとブラックペッパーを組み合わせたB.B.B.、バンズを使わないワイルドアウト、180gのチョップドビーフパティを使うチャンキージャンキーまで、方向性の異なるバーガーが並びます。

その中でベーコンチーズは、120gのビーフパティにベーコン、チェダーチーズ、オリジナルBBQソース、レタス、トマト、オニオン、マヨを重ねた構成。奇抜な材料に頼らず、ビーフ、チーズ、野菜、ソースというグルメバーガーの基本を、Shake Treeの強い味の輪郭で仕上げています。
パティ|ミディアムレアの肉感にペッパーが重なる
まず印象に残ったのは、ほのかにピンクを残したミディアムレアのパティ。ひと口目から肉を食べている感覚があり、チェダーチーズが絡むことで、味わいはより濃厚になります。
ただし、このバーガーで最も強く輪郭を描くのは、肉だけではありません。ペッパーの存在感が大きく、肉の風味は相対的に少し控えめに感じられます。肉の旨味を繊細に追いかけるというより、ビーフの厚みへスパイスの香りを重ね、食欲を加速させるつくりです。
これは肉が弱いという話ではなく、何を主役として感じさせるかの違い。パティ単体の純度だけを見せるのではなく、ペッパーを含めた力強い風味の塊として口へ運ばせる。Shake Treeのベーコンチーズは、そうした方向へ明確に振られています。
チーズ・野菜・ソース|濃厚さとフレッシュさを一口にまとめる
チェダーチーズはパティへ密着し、肉の力強さをさらに太くします。そこへレタス、トマト、オニオンが加わることで、一口の中には温かい肉とチーズだけでなく、野菜の瑞々しい食感も入ってくる。実際、レタスとトマトはフレッシュで、濃厚な組み合わせの中に明確な変化をつくっていました。
一方、風味の面では野菜もペッパーに押され気味です。野菜が全体を軽く整えるというより、強い味わいの合間へ食感と水分を差し込む役割に近い。オリジナルBBQソースとマヨを含め、各要素を均等に感じさせる構成ではありません。その偏りを含めて、ジャンクで豪快な個性が成立しています。
一皿としての完成度|香り・食感・ジャンク感で止まらなくなる
Shake Treeのベーコンチーズバーガーは、王道の具材を使いながら、味の出方は必ずしも優等生的ではありません。ペッパーが前へ出て、肉とチーズの濃厚さが続き、野菜が食感を変える。均整よりも推進力を選んだバーガーです。
その合間にピクルスをかじると、酸味で口の中が切り替わります。再びバーガーへ戻ったとき、濃厚さがもう一度新鮮に感じられる。フレンチフライにはケチャップとマスタードを絡め、背徳感のある組み合わせを楽しむ。バーガー、ピクルス、ポテトを行き来しているうちに手が止まらず、気がつけば完食。食後にはしっかり満腹感が残りました。
香りの強さ、肉と野菜の食感差、ソースとサイドを含めたジャンク感。この三つが一皿の勢いをつくっています。繊細な調和を求めるバーガーではなく、強い個性を楽しむための一品です。
店舗の雰囲気

Shake Tree Burger & Barは、グルメバーガーだけを急いで食べるための専門店というより、アメリカンフードや世界各国の酒も含めて楽しめるカジュアルダイニングです。店内にはテーブル席とカウンター席があり、一人でもグループでも利用しやすい構成。ハンバーガーを中心に、サイドメニューやドリンクまで広げられるのが「Burger & Bar」という店名らしいところです。
場所は両国駅と錦糸町駅の中間。どちらの駅からも少し歩くからこそ、この店を目的に訪れる時間になります。ランチにバーガーを一つ味わう使い方はもちろん、夜に仲間と肉料理や酒を囲む使い方にもつながる店です。
バーガー紳士のおすすめ
初めてShake Treeを訪れるなら、選択肢は大きく二つです。店の象徴を一度で体験したいなら、バンズの代わりに2枚のビーフパティで具材を挟むワイルドアウト。一般的なハンバーガーの構造から外れ、肉料理として振り切ったメニューで、スタッフからも店の推しとして案内されました。
ただし、Shake Treeのパティ、チーズ、野菜、ソースがバンズの中でどうまとまるのかを知りたいなら、ベーコンチーズバーガーがおすすめです。構成は王道でも、食べた印象は穏当ではありません。ミディアムレアのビーフ、チェダーチーズの濃厚さ、前に出るペッパー、フレッシュな野菜が重なり、香りとジャンク感で一気に食べさせます。
肉の風味だけを最優先したい人には、ペッパーの強さが好みを分けるかもしれません。一方で、スパイスが効いた力強いバーガーや、ケチャップとマスタードを絡めたポテトまで含めてアメリカンな一皿を楽しみたい人には、相性がいい。まずベーコンチーズで店の基本を知り、次回ワイルドアウトでバンズのない肉料理へ進む。この順番なら、Shake Treeの振れ幅も比較できます。
まとめ
Shake Tree Burger & Barのベーコンチーズバーガーは、オーソドックスな名前から想像する「整った王道」とは少し違います。パティとチーズの濃厚さへペッパーを強く効かせ、野菜の食感、ピクルスの酸味、フレンチフライまで含めて、食べる勢いをつくるバーガーです。
肉を肉で挟むワイルドアウトの豪快さだけが、この店の個性ではありません。バンズを使ったベーコンチーズにも、香り・食感・ジャンク感で押し切るShake Treeの考え方が表れています。両国・錦糸町で、均整よりも力強さを選んだグルメバーガーを食べたいときに訪れたい一軒です。

