BAKERY & BURGER JB’S TOKYOは、代々木駅の目の前にあるハンバーガー店です。店名の通り、ただのバーガーショップではなく、パン作りから店内で行う“ベーカリー&バーガー”の店です。
この店の面白さは、グルメバーガーの文脈にありながら、方向性が少し違うところにあります。分厚いパティを豪快に積み上げる店でも、炭火の香りで肉を押し出す店でもありません。JB’S TOKYOがやっているのは、バンズ、パティ、ソース、ピクルスまで店内で作る、かなり真面目なクラフトバーガーです。
公式サイトでは「100%自家製のクラフトバーガー専門店」と掲げ、バンズは北海道産小麦粉とバターを使い、マーガリン・ショートニング不使用で毎日店内焼成。パティは100%牛肉の粗挽きで、注文ごとに鉄板で潰して焼くスマッシュ製法。さらに豆乳マヨネーズ、ピクルス、ケチャップも自家製です。
つまり、JB’S TOKYOは「バーガーの構成要素をどこまで自分たちで作るか」に振り切った店です。代々木駅前というファストフード的な立地にありながら、中身はかなり手仕事寄り。この記事では、店舗情報、バーガーの特徴、初回に頼みたいメニュー、店内の雰囲気まで、ハンバーガーそのものに絞って紹介します。
BAKERY & BURGER JB’S TOKYO(ジェイビーズ東京)

| 電話番号 | 03-6300-0913 |
|---|---|
| 営業時間 | 11:00〜22:00(L.O.21:30) ※最新は要確認/変更の可能性あり |
| 定休日 | 無休 ※年末年始のみ休業の記載あり。最新は要確認 |
| 最寄り | JR「代々木駅」・都営地下鉄大江戸線「代々木駅」から徒歩0分 代々木駅から118m |
| 住所 | 東京都渋谷区代々木1-33-3 |
| 支払い | カード可、電子マネー可、QRコード決済可 ※VISA、Master、JCB、AMEX、交通系電子マネー、iD、QUICPay、PayPay、d払い等の記載あり。最新は要確認 |
| 備考 | 予約可。ただしイートインの予約は受け付けていない旨の記載あり。席数9席、全席禁煙、個室なし、貸切不可、駐車場なし、子ども可。 ※席数・予約可否・運用は最新情報を要確認 |
JB’S TOKYOの最大の特徴は、バンズです。グルメバーガー店の多くは、パン専門店やベーカリーからバンズを仕入れます。しかしJB’S TOKYOは、小麦粉をこねて発酵させるところから店内で作ります。このバンズは、ハンバーガーの中でかなり大きな役割を持ちます。北海道産小麦粉とバターを使い、マーガリンやショートニングを使わず、毎日店内のオーブンで焼く。これは、パンが単なる“挟むための外側”ではなく、バーガーの味を決める主役級のパーツだということです。
JB’S TOKYOのバンズは選べるスタイルでなんとベーカリーらしい「食パンバンズ」ふわっと軽く、食パン的なやさしさがあります。肉汁を受け止めるための強いバンズというより、スマッシュされたパティ、ソース、ピクルスを一体で包み込むタイプです。ハード系の噛みごたえで肉に対抗するのではなく、パンの香りと甘みでバーガー全体を丸くまとめます。
ここはかなり重要です。JB’S TOKYOは、肉塊をドンと挟むグルメバーガーではありません。バンズとパティの距離が近い、もっとファストフード的な快感に寄せたバーガーです。ただし、ファストフード的と言っても、作りはかなり手作業です。パンも焼く。パティも注文ごとにスマッシュする。ソースも作る。だから、食べた時の印象は軽快なのに、構造はかなり真面目です。

パティは、100%牛肉の粗挽き。注文を受けてから一つひとつ鉄板で潰して焼くスマッシュ製法です。スマッシュ製法の魅力は、肉の表面に焼き目が入りやすいことです。厚みのあるパティをじっくり焼くタイプとは違い、鉄板に押し付けることで接地面が広がり、香ばしい焼きのニュアンスが出ます。噛んだ時に肉汁があふれるタイプというより、表面の焼き香、牛肉の粗挽き感、ソースとの絡みで食べるバーガーです。
このパティは、厚みで圧倒するタイプではありません。むしろ、バンズとのバランスが大事です。JB’S TOKYOのバーガーは、パティだけが前に出すぎると店の良さが崩れます。パン、肉、ソース、ピクルスが同時に口に入って完成するタイプです。
ソース類も、JB’S TOKYOの個性です。自家製豆乳マヨネーズ、自家製ピクルス、自家製ケチャップは、すべて保存料不使用と案内されています。
豆乳マヨネーズは、通常のマヨネーズよりも重さを抑えやすい方向です。パティの脂やケチャップの甘みと合わせても、口の中がべたっとしすぎにくい。ピクルスは、肉とソースの後味を切る役割。ケチャップは、スマッシュパティとバンズをアメリカンな方向へつなぐ役割です。
つまり、JB’S TOKYOのバーガーは、パン・肉・ソースの一体型です。肉だけを静かに味わうというより、全部をまとめて噛む。バンズの甘み、パティの焼き香、豆乳マヨのまろやかさ、ケチャップの甘酸っぱさ、ピクルスの酸味。ここにこの店の良さがあります。
JB’S TOKYO代々木本店は、駅前の細長い建物に入っています。白い外観に赤白ストライプのオーニング、大きく「HOMEMADE BAKERY & BURGER」と書かれた外観が目印です。1階に注文口があり、3階に小さな客席があります。

席数は9席。かなりコンパクトです。大人数でゆっくり食事をする店というより、代々木駅前でさっと注文し、できたてのバーガーを食べる店です。店内で食べるなら、席の狭さも含めて“駅前の小さなバーガースタンド”として捉えた方がいいです。
雰囲気は、アメリカンダイナーというより、ベーカリーとファストフードの中間です。白い建物、赤白のストライプ、手作り感のあるロゴ。見た目はかわいらしいですが、やっていることはかなり職人的です。パンを焼き、パティをスマッシュし、ソースまで作る。狭い店内に、その手作り感が詰まっています。
バーガー紳士のおすすめのポイント
JB’S TOKYOを紹介する価値は、グルメバーガーの別解を見せてくれるところにあります。東京のバーガー店には、炭火焼きパティ、粗挽き肉、肉汁系、クラフトビール系など、いろいろな方向があります。その中でJB’S TOKYOは、パンからソースまで作る“100%自家製”の方向に振り切っています。
特に良いのは、バンズの考え方です。多くの店にとってバンズは、パティを支えるための重要なパーツです。ただ、JB’S TOKYOではそのバンズ自体を店内で作るため、バーガー全体の味がかなりパン寄りに設計されています。肉だけを主役にするのではなく、パンと肉を同じくらい見せる。ここが、この店の独自性です。
スマッシュパティも、店の方向性に合っています。分厚いパティをじっくり焼くのではなく、注文ごとに鉄板で潰して焼くことで、短時間で香ばしい焼き面を作ります。これは、代々木駅前という立地にも合っています。重厚なグルメバーガーを構えて食べるというより、手作りのファストフードを気軽に楽しむ感覚です。
JB’S TOKYOでかなり面白いのが、バーガーを丸パンだけでなく食パンでも選べる点です。メニューには「White Bread or Burger Bun」とあり、食パンまたは丸パンを選べる。丸パンは追加料金、食パンはそのまま選べる構成です。
これは、ベーカリー&バーガーを名乗る店らしいポイントです。丸パンで食べると、一般的なハンバーガーとしての一体感が出ます。食パンで食べると、スマッシュパティやチーズ、ソースがより“ホットサンド”的にまとまりやすくなります。
パンの香りを見たいなら、食パンはかなりありです。特にダブル★ダブルやJB’s SPECIALのように、肉とチーズの密度があるバーガーは、食パンで挟むことで少し違う表情になります。バンズの強さで肉を支えるのではなく、パンの面で肉とソースを受ける感覚です。
普通のバーガーとして食べたいなら丸パン。JB’S TOKYOらしいベーカリー感を見たいなら食パン。この選び分けができるのは、この店ならではです。
まとめ
BAKERY & BURGER JB’S TOKYOは、代々木駅前で、パンから作るクラフトバーガーを楽しめる店です。北海道産小麦粉とバターを使った店内自家製バンズ、100%牛肉の粗挽きスマッシュパティ、自家製豆乳マヨネーズ、自家製ピクルス、自家製ケチャップ。バーガーの構成要素をできる限り自分たちで作る姿勢が、この店の核にあります。
向いているのは、重厚なグルメバーガーより、パンと肉の一体感を楽しみたい人です。代々木駅前で、手作り感のあるバーガーをさっと食べたい人。ベーカリー発想のバンズを見たい人。スマッシュパティの香ばしさと、自家製ソースのまとまりを楽しみたい人に合います。
一方で、炭火の香りや肉塊感、巨大なパティの迫力を求める人には、少し方向が違うかもしれません。JB’S TOKYOは、肉だけで押す店ではなく、パン、パティ、ソース、ピクルスをまとめて食べる店です。そこを見れば、この店の良さはかなり分かりやすいです。
注文判断としては、初回なら100%チーズバーガー。店らしい肉とチーズの密度を見たいならダブル★ダブル。看板感をしっかり味わうならJB’s SPECIAL。野菜とのバランスなら100%バーガー w/ Lettuce & Tomato。甘じょっぱくいくなら100%テリヤキバーガーです。
代々木でバーガーを食べるなら、JB’S TOKYOは「ベーカリーが本気で作るファストフードバーガー」を見に行く店です。バンズを噛み、スマッシュパティを噛み、自家製ソースとピクルスまでまとめて受ける。その一口に、JB’S TOKYOのまじめさがあります。


